これからの農業のこと、もっと知ろう

農業における補助金や助成金の意味

日本に限らず、世界の国々では自国の農業を保護するために様々な補助金や助成金が農家に支払われています。
日本も例外ではなく、日本の食料自給率を保つために使われている農業補助金の種類は約470種類にも上ります。
確かに種類が多く、正しく使われてい場合もあるため、農業は補助金漬けだというイメージを持っている人も多いかもしれませんが、資本主義社会で農家が存続するために補助金は必要不可欠です。
農家は育てた作物を売ることでお金を稼いでいますが、工業製品と違って作物はできるまでに時間がかかります。
そのため売ることのできる数に限りがあり、工業製品に比べると売り上げが少なくなってしまいます。
このような状態が続くと誰も農業をやらなくなり、食料の供給量が減ってしまうため、政府は補助金や助成金によって農家を支えているのです。
多くの国が同じような理由で農家に税金を投入しており、フランスでは農家の収入の50%から90%が政府からの補助金となっています。
正しく使われることが前提ですが、国民の食料を安定して確保するために、補助金や助成金は欠かせないものなのです。

農政に協力した人に支払われる農業助成金

国が進める農業政策について協力をした人に支払われるお金を助成金といいます。
有名なものには国が決めた転作率を達成した時に支払われる転作助成金やコメを生産した時に支払われる個別所得補償、食用米ではなく加工米を生産した時に支払われる補償金等稲作にかかわらず畜産や野菜生産など様々な分野で補助金制度が行われています。
これらは個人が主体的に行ったものではなく国が考え出した政策に協力した人にしか支払われません。
ですからこの補助金を受けようとする人が多くなるとこの産業が持っているオリジナリティーがなくなってしまい全国画一的な農業を営まなければなりません。
農業生産というものは各地でその土地にあった作物をその土地に似合った方法で作られるものであり、助成金がほしいためにその土地では生産できないものなどを作る例が後を絶ちません。
我が国の農業は個人の考えによって行われるのが本来の姿であり農政に左右されてはなりません。

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2018/4/20 更新

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